あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
忘れられる位の想いなら…


~~奈々side~~



私の何度目かの訴えで、やっと蓮がTシャツを着てくれた。


「蓮くんは高校卒業したら、どうするの?」


「俺は…モデルの仕事に専念するつもりです。

大学も考えたけど…それよりも今は…もっと沢山仕事をしたいって思っています。」



ソファーに2人…肩が触れ合うほど近くに座り、コーヒーを飲みながら語り合う。



「そういえばさ…何でまた敬語に戻ってるの?

さっき海に居た時は、散々タメ口きいてたのに…。

もう気持ち悪いから、いい加減に敬語やめてよ。」



私が蓮にそう言うと…



「だって奈々さんは…事務所の先輩だし…。」


蓮が気まずそうに言う。


「じゃあ先輩命令ね。

今度敬語で話したら、罰ゲームするから♡♡」



「わ…わかった…。」





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