あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
間接照明だけ点けられた薄暗い寝室のベッドの上。
ダブルベッドに横たわった2人。
私の心臓はバクバクと尋常じゃない音を立てて…もう破裂寸前!
こんな状態で寝れる訳ない!
「ねぇ……蓮くん……。
私やっぱりソファーで寝るよ…。」
「…………。」
無反応?
もしかして…もう寝てるの?
たった今…ニコッと笑ってたくせに…。
私はムクッと起き上がり、私に背中を向けている蓮を、上から覗き込んだ。
閉じられた瞳から伸びる長いまつ毛。
いつもの大人っぽい雰囲気とは全然違う…あどけない寝顔。
スゥーースゥーー
と規則正しい寝息が聞こえる。