あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
近いっっ!顔が近いっっ!!
やっぱり…このまま寝るのは無理だと悟り、ガバッと起き上がりソファーに行こうとすると…
「………もぉ……奈々さんウルサイよ。」
目をうっすらと開けた蓮が、目を擦りながら言う。
そして…
蓮は手を伸ばして、そのままグッと私を抱き寄せた。
「~~~~~~~っっ/////」
蓮の片手にすっぽりと包まれた形で…私は自分の両腕を抱え込み、その逞しい胸に顔を埋める。
心臓っっっ壊れるっっっ!!!
こんなに密着しているから、蓮にも私の心臓の音…聞こえるよっ!
私の慌てっぷりとは対照的に、私の頭上からまた…蓮の寝息が聞こえてきた。