あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
どれ位このまま抱き寄せられて居ただろう…。
私は眠れるはずもなく…少し上を向き…
スヤスヤ眠る蓮の顔を眺めていた。
緩んだ腕の隙間からソッと手を伸ばし、蓮の頬に触れる。
やっぱり…
どうしようもなく好き…。
朝になったら、もう…私のこの気持ちは無くしてしまわないといけない…。
でも…そんな簡単に忘れられる位の気持ちなら、初めから諦めてる。
私を抱き締めている蓮の腕を下におろし、蓮の手を私の両手で包み込む。
そして…ソッと蓮の手にキスをした…。