あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
すると…
突然…ガシャッとドアが開き…
「・・・さ~ん!今日の内容なんですけど………あぁぁっっ!!!」
部屋に入る前から喋り出しているマネージャーの横山さんが俺達の姿を見て驚き、
俺と目が合うと、そのままドアを閉めた。
マネージャーの後ろには…奈々さんの姿が見えた。
「梨花ちゃん…今の俺のマネージャーだから。」
そう言って腕を緩めようとしたが、梨花の甘い香りが鼻腔をくすぐり…
無意識にギュッと強く抱き締めていた…。
「……??……蓮さん…?」
梨花の声にハッとし、背中に回した腕の力を緩めて、身体を離した。
「震え…ない?怖さ…ない?
大丈夫だった??」
俺がそういうと…
「はい、凄く緊張したけど大丈夫です。大丈夫だと分かったので、撮影に不安はありません。
有難うございました。」
そう言ってフワリと微笑んだ。