あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~


梨花が出て行った後、ジーッッと俺の顔を見る横山さん。



なんだよ…その顔…。



「奈々さん…来てましたよ。

…でも2人の姿を見て帰りました。

今週中に事務所に来てくれって…でも『来る前に事務所に電話を入れてから来てね』って言ってました。


詳しい用件までは聞いてませんけど、個人的にって言ってました。」



横山さんの話に頷いて答える。



「…分かった…でも空いてる日なら、横山さんに聞けば分かるのに…なぁ??」



はぁぁ…と溜め息をつきながら、また俺の顔を見る。



でも…ここまで来ておきながら何だろう?



「さぁ、もう時間ありませんよ。

早く着替えてください。

高校生の設定ですからね!高校生の!!」




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