あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~


先にCMを撮影し、次に広告用の写真撮影に移る。



「10分休憩挟もうか。」



その監督の声で、それぞれにスタッフが動きだす。


すると梨花が俺の顔を覗き込んで、ニコッと微笑んだ。



「ねぇ蓮…。ちょっと次の撮影のイメージを掴みたいから、後ろから抱き締めてくれないかな?」



「うん、いいよ。」



後ろから抱きしめ、梨花の耳元に顔を近づける…。


梨花は正面を見ているけど、俺は…。



俺の腕…梨花のでっかい胸を包む感じになってるんですけど…。




「梨花ちゃん…胸でかっっ!!」



思わず声に出てしまった。



「~~~~っっ////!!

ちょっと何言ってるの~~っっ??

それに今は【恋人の梨花】なんだから呼び捨て!!」



「あぁ…そうか…ごめんごめん。

でも…さ…。

梨花の胸がデカすぎて、どう頑張っても腕にあたるんだけど…いや…俺は美味しい役回りだけどさ…。」



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