あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「お礼を言われるようなことは、何もしてないから!
それよりも2人とも、どこに行くの?途中まで一緒に行く?
マネージャーに送って貰おうか?」
俺が2人にそう言うと、梨花も未来くんも微笑み、
「今日は映画見て、買い物に行くんです。
未来と話しながら行ったら、すぐ着くから大丈夫ですよ。」
幸せそうに梨花が微笑み、その梨花を見る未来くんも穏やかに微笑んだ。
「そっか…。
分かった。じゃあ今日は楽しんできてね。
じゃあ梨花ちゃん…また来月仕事でね。未来くん。今度男同士でご飯でも行こうね。」
「「はい!!」」
そう言って2人とも俺に向かって手を振ると…
その2人の手が
当たり前に繋げられた。