あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
探して探して…①
~~蓮side~~
_______未来を探して0年…。
梨花が俺のマンションに来た翌朝…。
ベッドの脇に置いてあるサイドテーブルの上の時計を確認すると、
AM4:50
こんな状態で穏やかに眠れるわけがない…。
昨日、梨花を俺の腕に抱き締めて眠った…までは良い…。
はじめは梨花も自分の胸の前に、手を組むような形で眠っていたから…。
途中でグッスリ眠りに落ちたのか…胸の前で組んでいた手を、俺の背中に回してきた…。
「~~~~~~っっ!!!」
もう……勘弁して欲しい……。
なんでコイツ…こんなに無防備なの…?
「……梨花さん…デッカイ胸…当たってますけど……。」
俺が小さい声でそう囁いても、全く聞こえていないのか…相変わらず規則正しい寝息が聞こえる。