あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
ニューヨークに帰る日。
蓮が空港まで送ってくれた。
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「身体に気を付けて、勉強頑張れよ。でも…あんまり無理するな。」
蓮が微笑みながら、頭をポンポンと撫でてくれた。
「うん。ありがとう。
今度は国際弁護士になれた時に帰ってくるから…。」
私がそう言うと…蓮の表情が一瞬曇った。でも…すぐに笑顔になり…
「…そっか。俺も応援してるよ。」
そう優しい声で言ったんだ。
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ゴメンね…ごめん…蓮。
蓮の気持ちは分かってる。
こんな私の事を…本当に好きで居てくれていること。
離れることを辛いと感じていても、それを言えずにいること…。