あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~


「じゃあ帰ってくる時は迎えに行くから、日時が分かり次第教えてよ。」


俺がそう言うと…


『いや…良いよ。迎えに来なくて…。だって蓮、仕事忙しいでしょ?』


「大丈夫。そこは有能な俺のマネージャーが何とかしてくれるはず…。」



チラッと運転する横山さんの方を見ると、バックミラー越しに目が合った……のに……


思いっきり逸らされたっっ!!



『じゃあ帰る日が分かったら、また連絡するから、その時はヨロシクお願いします。

じゃあ私…そろそろ寝るから!
蓮は仕事頑張ってね♡』


「うん。ありがとう。

じゃあおやすみ~。」




そう言って電話を切る。



「ねぇ…横山さん…「ダメです。」」



俺が言いかけると、言葉を遮ってダメ出し…。

俺まだ何も言ってないけど…。



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