あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
全部…俺が弱かったからだ…。
「俺…あの時は写真見て、動揺して…こんな写真が世間にバレたら仕事無くなるなぁ…とか、そんな事しか考えられなかったんだ。」
俺の話を聞いて、梨花が俺の手をソッと握った。
「ごめん…連…。
蓮も苦しんできたのに怒鳴って。
私、今度未来に本当のこと聞く…。
蓮…もう苦しまなくていいよ。
ありがとう。教えてくれて。」
梨花が力なく微笑む姿を見ても…俺はそれ以上何も言えなかった。