あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
すると…
「…………蓮さん……。」
と…消え入りそうな声が聞こえた。
でも、それは…俺がずっと聞きたかった声。
ずっと…探していた人。
「……ばか未来!!
自分だけカッコつけてんじゃね~よっっ!!」
確かに目の前に居るのは…未来だ。
「蓮さん…何で…ここに居るんですか?」
驚いたように目を見開いた未来が、途切れ途切れに言う。
「宮本さんに呼び出されたんだよ…。」
「……え?真紀に…??」
俺の言葉に、明らかに困惑している様子だ。
すると…今度は宮本さんが、静かに口を開いた。