あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「私はさっきの往復ビンタで、すっきりしたから大丈夫!
それに…いっぱい支えてくれる人も居るから。
だから……
だから……もう真紀ちゃんも、苦しまなくて良いんだよ。」
何でそんな事言うんだよ…梨花…。
誰よりも…誰よりも…未来とまた一緒に居たいと思っているのは梨花のはずなのに…。
また【RiN】の表情で、微笑むなっっ!!
「そろそろ私……行くから……。
顔が腫れたくなかったら、ずぐ冷やすのよ。
じゃあねっっ!!」
一気に言うと、引き止める間もなく、梨花は公園をダッシュで走り去って行った。
くっそ~~っっ何なんだよ…アイツ…。
せっかく俺が…
どんな想いで俺が…お前の手を離そうって決心したと思ってるんだよ!!