あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
俺の言葉を聞いて、宮本さんが俺を見つめた。
そして…俺のやりたい事を悟ったかのように…一瞬小さく頷くと…
「えぇ~~っっ!そうなんですか!
誰もがときめくRENからの結婚の申し出に、見向きもしないなんて、梨花……男の趣味悪いんじゃないの~~!?」
微笑みながら、宮本さんが話を進めてくれる。
「でも…私も趣味悪いか…。
私の好きな人も、他の人をずっと見続けていましたから。
ずっとその人のことが好き過ぎて、10年も付き合ったのに…私は1度もキスして貰えませんでしたよ。
いい加減…私のこと…好きになってくれても良かったのに…。
私もそこそこ可愛い方だと思うんですけどね。」
「マジでっっ!1回もキスしなかったのっっ!?」
マジかよ…それ……。