あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「蓮さん、聞いて良いですか?」
「何を?」
「蓮さんの…その…テンションの低さの原因を……。」
そこまで言うと、横山さんは本気で心配そうに俺を見る。
「俺…テンション低い?」
俺がそう言うと、間を開けずに横山さんが言う。
「はい。低いです。
いつもなら『その半端ないオーラ、半減させてください』って言ってますけど…
今日?いや昨日?からの蓮さんにはオーラが見当たりません。
なんかオーラがないという表現よりも…
【撃ち~ん、ドボーン】
って感じかな?」
横山さんの言葉に、俺は驚いて目を見開いた。
「初めてかも…オーラがないって言われたの。俺もただの男なんだって事だな。」
「いや…一昨日までは物凄いオーラのRENでしたよ。
ただ昨日からがどうも…あの発言も気になるし…。」
「あの発言?」
あの発言って…何だっけ??