あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「はぁ~~~っっ?

交際も断られてたんですかぁ~?それならプロポーズしても無理じゃないですか!」


あまりにも興奮しすぎたのか、テーブルから身体を乗り出し、俺の顔の前に自分の顔を近づける横山さん…。



「もうっっ!!横山さん汚いっっ!!唾飛ばすなよ~~!!」


おしぼりでワザとらしく顔を拭きながら…


「ね?分かった?

だから撃ち~~んな訳。」


その言葉を聞いて、横山さんは大人しく自分の席に座りなおすと…



「分かりましたよ~。

じゃあ撃沈の蓮さん。今日は飲みますよ!失恋酒!!

トコトン付き合いますから!」



「失恋酒だなんて…。

横山さん…横山さんを信頼して話したんですからね!フライデーに売らないでくださいよ?」



俺が拗ねたようにそう言うと、



「失礼な!それを収拾させるの大変なんですからしませんよ!

でも…嬉しいです。」



「俺は嬉しくない…。」


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