あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「ねぇ、横山さん…。
俺さぁ…もう1つ困ってることがあるんだよね。」


2人ともかなり飲み続け…焼酎の瓶が何本空いてるか分からないほど飲んだ後、


フッと思い出して横山さんに話しを切りだした。


「何がですか?」


横山さんの真っ赤な顔を見ながら、


「エンゲージリング…」


そう一言だけ呟いた。


「はぁ~~っっ?エンゲージリング??そこまで用意して振られたんですか?」


「うん。」


「で、そのエンゲージリングが何なんですか?」


「梨花に指輪を見せてプロポーズするはずが…いっぱいいっぱいで、ポケットにしまったまま…。

結局断られたから…今はマンションの床に転がってる。」



「もしかして…デザインから、やっちゃいました?」


「やっちゃいました…。」


「まさかっっ!とんでもない金額とか?」



横山さんが真っ赤な顔を更に赤くして、興奮しながら話す。


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