あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「それはないよ。高校の同級生にリサーチして給料の3か月分の金額聞いたから…それに毛が生えたくらいで…。」
俺がそう言うと…横山さんは俺をジトォーッッと見ながら…
「毛が生えたくらい……ねぇ…」
「羽が生えたくらいかな。」
「羽ですか?」
「翼かな??」
「蓮さん!!リサーチの意味ないですよ。」
呆れた様に言うと、更に横山さんが話し続ける。
「まぁ…分からなくもないですよ?
大好きな人にありったけの想いを込めた指輪を送ろうと考えた時、
男なら見栄を張りたいって思う気持ち…分かります。
それが…梨花さんの様な素敵な女性なら特にです。」
「そうだろぉ~?あの可愛さは反則なんてもんじゃないから…。
見てるだけでも可愛いのに…話すと声も可愛いんだよ。」
「蓮さん…顔引き締めてください!顔緩みっぱなしですから。
それで…話が逸れましたけど…オリジナルのエンゲージリングをどうしたらいいか?ってことですよね?」