あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
私の呼び掛けで、横山さんがユックリ目を開く。
ボーッッとした様子の横山さん。
私と目が合うと、ガバッと起き上った。
「梨花さんっっ!?」
「横山さん、この部屋…一体2人でどれだけ飲んでるんですか?」
私が笑いながら、そう言うと、
「いやぁ~それが…昨日自分の行き付けの居酒屋に、蓮さんと飲みに行ったんです。
閉店の時間まで2人で飲んでたんですけど、帰ろうとしたら蓮さんが『まだ飲むよ~!』って言って自分を家まで連れて来てくれて…その後…
すみません。
ここから記憶が無いです……。」
そう言うとソファーの下に転がっている蓮を見つけた横山さん。
「~~~~~~っっ!!
れっっ蓮さ~~んっっ!!
もしかして俺…蓮さんを床に寝せて、自分がソファーを独占してたんですかっっ??」