あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
蓮がフワリと微笑む。
「梨花が俺のことを大切に想っていてくれたのは知ってるよ。
まぁ梨花はドSだから、繊細な俺の心を頻繁に打ち砕いていたのも事実だけどね(笑)
それで…俺への気持ちはいいから、もっと他に俺に報告することがあるだろ?
昨日…ちゃんと未来くんと話出来たんだろ?」
蓮……どこまでこの人は良い男なのよ。何で私なんかを好きになってくれたの?
自分の想いよりも、私と未来の事を心配するなんて…。
「蓮と真紀ちゃんのお陰で、また未来と付き合うことになりました。
蓮…私…ここまで蓮に傍に居て貰ったのに…「ストップ!!」」
私が話している途中で、蓮が話を遮る。
「もう謝るな。もう何度も謝らなくていいから。
俺に悪いな…とか、そんな事は思わなくていい。」
そう言うと、蓮が私の頭の上にソッと手を置く。