あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「不細工って酷いよ~~っっ!」
そう言って蓮の腕を叩こうとすると…目を細めた蓮の瞳には涙が滲んでいた。
「私…蓮の笑顔に何度助けられたか分からない。
蓮が私の傍でずっと支えてくれたから、今の私が居るんだ。
本当にありがとう。
ありがとう…蓮…。」
そう言って蓮に頭を下げる。
「俺だって…梨花に支えられてきたんだ。お互い様だ。
今からの人生…梨花の隣に居るのは未来くんだけど、遠くに居ても、ずっと梨花の幸せを願ってるから。
未来くんと本当に幸せになれ!
俺もお前に負けないくらいの幸せを見つけるから、心配しなくていいよ。
心から愛することが出来る人を見つける。」
そう言って蓮は穏やかな笑顔を浮かべた。