あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
日本で生まれ育った彼女と、海外で育った俺との感覚の違いらしい…。
ここまで学校全体…いや…この周辺が騒ぎ出すと、さすがに学校側も黙っては居なかった。
担任にモデル活動の確認をとられ、後日事務所の社長と共に校長室へ向かった。
「新庄くん。この高校が芸能活動禁止という事は知っていたかい?」
校長の言葉に、俺は…
「いえ…知りませんでした。」
とだけ答える。
「そうだろうね…。
新庄くんは入学試験の成績も良かったし、今までは目を瞑ってたんだ。
でも…ここまで大騒ぎになると、他の生徒にも示しがつかない。」
そう校長が静かに言った。
すると社長が
「校長先生…彼は何年…いや…何十年かに1人、現れるか現れないかの逸材なんです。
どうにかならないでしょうか…?」
必死で校長に言う。