あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「………んっ……。」


奈々さんの瞳がゆっくりと開かれる。

大きな猫目の真っ黒な瞳に、俺の姿が映り込む。



トクンッ



ん?何…今のトクンッて……?




「……あれ…?蓮?…夢??」


「はぁ…何寝ぼけてるの?
奈々さん…お疲れ過ぎ…。」


「お疲れ…あっっ!えぇっっ?
私…寝ちゃった?…んっ?
データは…あれ?」


シャットダウンされたパソコンのマウスをカチカチ押しながら、慌てまくる奈々さん。



「奈々さん、慌てすぎ。」


「えっ?だって…やっと終わったのに…はぁ?何で~画面消えてる…。」



すると、そこに横山さんが戻ってきた。




「あっ!社長!!起きました?」


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