あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
未来が居なくて1人で立っているのが、やっとだった梨花を支えないといけないと…


”自分がシッカリしなければ”


と思い続けてきたから…そうそう弱い自分を出せなくて…


弱い自分を見せることが出来る場所。


それは、いつだって奈々さんと横山さんだけだった。


2人を失ったら…


俺はきっと……



「心が痛むくらいの好きの感情があるから、失いたくないってことかなぁ~?

知らず知らずに、心が癒されていて…ってそんな場合もあるし…。」


そう横山さんが言う。


ちょっと待て!


横山さん論で言ったら、俺は奈々さんも好き。横山さんも好きって事になるの?



奈々さんは良いとして…

横山さん?

俺…そっちの趣味ないし…。




「奈々さんに抱いている感情は…好きの範囲なのかなぁ?」




俺が真剣にそう聞いているのに、横山さんはアッサリと




「そこまでは分かりませんよ!」




と…そう言う。



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