あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
私の言葉に、蓮が静かに頷き
「分かった。じゃあ奈々さん。
ここだとゆっくり話出来ないから移動しようか。」
そう言って微笑んだ。
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「蓮…お腹すいてる?」
車を運転しながら、蓮に問いかけると、蓮は首を横に振る。
「機内食食べたから。
奈々さんは?」
「ううん。まだ早い時間だから。」
本当は…これからのことを思うと、緊張で食事どころではないだけなんだけど…。
「じゃあ…カフェでもいく?それとも俺の家でコーヒーでも飲む?」
「………。そうね…蓮と一緒だと、目立ちすぎるから、このまま家まで送るわ。
疲れてるだろうし…。」