あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「横山さんっっ!?」
いつもはニコニコしていて、周りの空気まで明るい雰囲気に変えてしまう横山さんが……っっ!!
横山さんの強気な発言に、俺が驚いて固まっていると…
「……なんて…冗談ですよ…。」
…と…横山さんが切なそうに微笑んだ。
「でも横山さん…「とにかく蓮さんは何かに気づいたのであれば、どのような結果になったとしても、
きちんと返事をしてあげてください。」
俺の言葉を遮り、そう言うと…いつもの横山さんの笑顔に戻っていた。
「さぁ!蓮さん着きましたよ~!
明日も早朝から撮影なので、今日はさっさと寝てくださいね~~!
それではお疲れ様でした~!」
「うん……横山さん…。
また明日宜しくね。」
その一言だけ言うと、車を降り…横山さんの車が見えなくなるまで、その場に立ち尽くしていた。