あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「……え?」
蓮の言葉に…私は固まって動けなくなる。
私の様子を見て…蓮がもう一度ゆっくり口を開いた。
「奈々さん…。
今日…何の日か知ってる?」
えぇっと…
今日は…7月7日…。
「七夕…。」
そう呟く。
「…うん。それで…?」
「………私と…蓮の誕生日。」
そう…7月7日の七夕は…
私と蓮の誕生日…。
「ずっと…返事…待たせてゴメン。
2人の特別な日に、返事したかったんだ。
ううん。
俺の気持ちを奈々さんに聞いてもらいたかった…俺から告白したかったんだ。
奈々さん…俺のこと…まだ好きで居てくれるなら…
……俺に奈々さんをちょうだい。」