あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
蓮の言葉に…私の涙腺は
壊れた…。
私の手を掴んでいる蓮の手を引き寄せ、蓮の背中に手を回した。
「ありがとう♡すっごい嬉しい誕生日プレゼントだよ!
私も蓮が大好き!」
「……俺の彼女に…なってくれますか…?」
蓮が少し身体を離しながら、恐る恐る私の顔を覗き込み、聞いてくる。
「うん!私を蓮の彼女にしてください!!」
私の返事に蓮がとびきりの笑顔を浮かべた。
あっっ……
この笑顔……
ずっと…ずっと…
【私に向けて欲しい】
と…そう願っていた笑顔だ…。