あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
すっかり固まっている私を、蓮が正面からギュッと抱き締めた。
「~~~~~っっ!!」
蓮の陽だまりのような香りに包まれたかと思ったら、優しく唇が重なった。
蓮が唇を離すと、至近距離で視線が重なる。
蓮の右手が私の頬に触れ、親指で私の下唇をなぞる。
それだけなのに…私の身体はビクンと反応してしまう。
「奈々さん……。
俺の彼女になってくれてアリガトウ。
ずっと待っていてくれて…アリガトウ。」
そう言うと…蓮は再び私の唇を塞いだ。