あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
大好きな人の隣で
~~蓮side~~
カーテンの隙間から光が差しこんできて、目が覚めた。
俺の腕の中で…まだ眠っている奈々さんを見つめ、自分の頬が緩むのを感じる。
いつも大人っぽい奈々さん。
頼りになる奈々さん。
でも…こうやって俺の腕の中で眠っている奈々さんは、とても幼く見える。
奈々さんの髪に触れると
「……………ぅん……。」
小さく言葉を発すると、ゆっくりと目が開き、俺の姿が奈々さんの大きな瞳の中に映り込んだ。
「おはよう奈々さん。」
俺がそう声を掛けると…
「れ…ん…?
あっっ////////!!」
昨日のことを思い出したのか、真っ赤になりながら俺に背を向ける。