あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
あなたと作るこれから…
~~蓮side~~
奈々さんと付き合い始めて、数週間が経った。
相変わらず、俺も奈々さんも仕事が忙しくて、2人で過ごす時間を取れないでいた。
『蓮ごめん!
急な契約が入って、今日中にしないといけない仕事が出来たの。
今日は遅くなりそうだから、先にご飯食べてて!』
奈々さんが慌てた様子で、電話を掛けてきた。
今日は一緒に晩ご飯を食べる予定だったけど…仕事なら仕方ない…。
ちょっと…いや…かなり寂しいけど…。
「分かった。
でも遅くなるなら帰りに迎えに行くけど?」
『ダメ!そんな事して…もしスクープでもされちゃったら大変だもの。』
「だって少しだけでも…一目だけでも良いから、会いたいんだよ。」
『///////。
分かった…。じゃあ帰りに少しだけ、蓮のマンションに寄るよ。』
「そっちの方がスクープされるんじゃない?」