あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
朝の爽やかな風を感じながらの朝食。
食べ終わる頃に、俺の合図を確認したスタッフがサプライズの始まりを届けに来た。
【HAPPY BIRTHDAY♡NANA&REN】
と書いたハート型のケーキをバースデイソングと共に奈々の前に置く。
「~~~~~っっ!!なっっ何これっっ??」
「えっ?BIRTHDAYケーキだけど??」
「そっそれは見ればわかるわよ。でも普通ディナーに出てこない?」
「あ~~そう言うこと。…夜のデザートは別にあるから♡」
そう言って微笑んだ後、俺は真剣な表情に変えた。
「奈々…俺からの誕生日プレゼントなんだけど…」
そこまで言うと、俺は用意していた四角い箱をテーブルの上に置き、奈々を真っ直ぐ見つめた。