あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
でも…まだ始まったばかりなんだよ。
泣かないで…それが嬉し泣きでも…。
「それで…奈々…。返事を聞かせてくれるかな?」
俺が微笑みながら聞くと、奈々がフワリと微笑んだ。
「…はい。宜しくお願いします。」
「ありがとう奈々。」
そういうと、俺はエンゲージリングを奈々の左薬指にはめた。
「さぁケーキを食べて、出掛ける準備をしよう!」
2人でケーキを食べ始める…。
そうこれがOKを貰った合図で、ホテル側が慌ただしく動き始めた。