あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
季節外れの線香花火
~~奈々side~~
何だか…嫌な予感がしたんだ。
あの日…ブライダルの撮影後、蓮が事務所で写真のチェックをしていた時から…。
.*~.*~.*~.*♡.*~.*~.*~.*♡.*~.*~.*~.*♡.*~.*~.*~.*♡.*~.*~.*~.*♡.*~
「うっわぁ~それブライダルの撮影の写真?
私にも見せて♡見せて~♡」
蓮の隣に駆け寄り、蓮がチェックし終わった写真を見ていく。
蓮は撮影が終わった後、ネガや写真のチェックを怠らない。
【依頼主の要望にきちんと応えられているか】
それを確認するためだ。
何気なく目にした写真…
その2人の表情を見て…
ドクン…
心臓が嫌な音を立てた。
「RiNさんと撮影して、どうだったの?」
恐る恐る蓮に話しかけると、
「凄い…モデルだった…。
奈々さんが言うように…呑まれないようにするのが…大変でした。
でも機会があれば、また一緒に仕事したいな…。」
その言葉に…また…
ドクン…