あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
蓮は…気づいて居ないのだろうか…。
RiNとの写真を見つめる その表情が…
昔…葵さんを想っていた頃の表情にソックリだって…。
絶対…蓮はRiNを好きになる…。
いや…もしかしたら…本人が気づいていないだけで、もう好きになってるのかもしれない。
そんな事を考えていると…ヒョイッと手から写真を取りあげられた。
「奈々さん…どうしたんですか?
ボーッとしてますよ?」
蓮が私の顔を心配そうに見つめる。
「いや…何でもないよ…。」
私が慌ててそう言うと…蓮が思い出したように口を開いた。
「そう言えば奈々さん…。
いつになったら、俺の運転の練習に付き合ってくれるんですか?」
「へっっ??」