あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~


「も~忘れてるんですか?

車の運転ですよ!練習手伝ってくれるって言ったでしょ?

俺も奈々さんも、なかなかスケジュールが合わないし、いつですか?

いつ?ねぇいつ??」



蓮が私の方にグイグイ近寄ってくる。



「////////っっ!!

分かった!

じゃあ今日…これからはどう??

晩ご飯一緒に食べて…それから…ドライブがてら運転の練習!」



蓮は18歳の誕生日を迎え、すぐに免許を取得したけど…なかなか運転をする機会がなく、

まだ1人で運転するのは恐いらしい。


そんな話を横山としていたから、


『じゃあ私が練習に付き合ってあげるよ。』


と軽いノリで言ったんだ。



「了解です。

今日はモデル奈々を俺が1人占めですね~。

うわぁ~贅沢だ~♡」



なんて…蓮が鼻歌が聞こえてきそうなほど上機嫌で言うから、私も嬉しくなる。



でも…こんな恥ずかしいセリフをサラッと言うなんて…!



これだから帰国子女は困る!



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