あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
晩ご飯を一緒に食べて、蓮の車に乗り込む。
「なんで一人前に車持ってるのよ…。運転出来ないくせに…。」
「出来ない訳じゃないですから!
1人だと緊張するだけ!
奈々さん…ダッシュボードの中から眼鏡取ってください。」
ちょっと拗ねたように口を尖らせながら、蓮が言う。
「は?眼鏡かけるの?」
「運転の時だけですよ。」
ダッシュボードを開き、眼鏡を蓮に渡す。
眼鏡を掛けた蓮は……
ちょ…ちょっと……
何なに~~っっ何なのよ…!
この萌えポイント突きまくりの感じは……。
「//////////。」
あまりのカッコ良さに、蓮を直視できず…ダッシュボードの中身に視線を落とした。