囀~サエズリ~
スピーカー
諦めかけたその時。
スピーカーから声が聞こえた。

頭の上にスピーカーが付いていたらしい。

「聞こえるか。聞こえたら天井を蹴れ。」

混乱状態の俺に逆らうことは出来なかった。

バン!

「よし、聞こえているようだな。一度しか言わないからよく聞くんだ。
気付いているだろうがおまえは監禁されている。そろそろおまえがどうなっているか気になるだろう?教えてやろう。」

スピーカーから微かに笑い声が聞こえる。
馬鹿にされているんだろう。
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