泣いて笑ってまた泣く
不思議な事件が起きた。

それは私と岬だけで遊んでる時だった。


私は岬を家に招いた。

それもコッソリだ。

母親は離婚した元旦那のところに愛子と遊びに行っていた。

私は約束してたので行かずに一緒に遊ぶことにした。

「なぁ暇じゃない?」

いつも遊ぶ家の前で私は岬に話を振る。

「そうやな」

「あ、うちでクッキー作らへん?材料あるし」

クッキーが食べたくて岬を誘った。

「うん行く!」

岬は私の誘いに乗った。

私の部屋に入り台所にふたりで立った。

一緒に生地を作り冷蔵庫で寝かせた。

「あ、服、あっちに持って行ってあげる」

そう言って私のサイフが入った服を居間に持って言った。
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