君がいたから
水がのみたい…

声を出そうとするが声がでない…

とうとうこの日が来た…

彼には、もう会わない方がいいだろう。

これ以上苦しめるわけにはいかない。

水を飲む。

「あ、い、う、え、お」

声はかすれてはいるがまだ出る…

次彼が来るときに、この関係を終わらせなければいけない。

彼は、もう十分に私のために苦しみながらも好きでいてくれた。

なら、私はその分彼にかえそう。

彼が私がいなくなっても耐えきれるように…

もう私には時間が残されてはいない…
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