君がいたから

ありがとう

眠りはどんなに頑張っても訪れる。

今がその状態…

目はもう閉じている。

声はもう失っている。

耳にはいる音だけが回りのことを教えてくれる。

手足などはもう動いてくれない。

その代わり何本もの管が身体中に繋がれ機械が動いている。

それでも望む。

彼がここ来てくれること。

心から望む。

強く。

愚かに…
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