恋愛教科書



♪~♪~♪~

優のケータイがさっきからずっと鳴っている。


「ねぇ優。さっきからずっとあんたのケータイ鳴りっ放しだよ?」

私はベッドで寝転がって雑誌を見ている優に言った。


「ん~?その音楽、ダチからじゃねぇし。たぶんクラスの女子からだろ。」


へぇ。
やっぱ優ってモテるんだね。


そんなコトを考えている私、美来(ミライ)は高校1年なのに、16年間恋愛経験〇の女。

そしてベッドに寝転がっているのは私の好きな人で、2つ年下の幼馴染み、優(ユウ)。
中2なのに高校生と間違われるくらい背が高くて大人っぽい。

綺麗で整った顔立ちをしてるため、恋愛経験はとても多い。・・・と思う。


「なぁ美来。何さっきから俺をジロジロ見てんの?」

えっ!?
私見てた???

恥ずかしい/////



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