青空と天気



「あっ!仲良く登校ですかぁ〜。おはよう」



「相変わらず仲いいな。おはよう」



ほんと仲いい。……ちょっと暑いわ〜



「空。手紙の中身は教室行ってからな」



「時雨?空が手紙貰ったの?」



「空ちゃん?中身見た?」



話がポンポン進んでく……



ん?進んでる?進んでない?



「あーみてないよ?……教室いこっか」



と、いうわけで。



ぞろぞろ移動しましょう。



2階の教室まで階段を登る。



踊り場についたとき。



……あれ?おかしい。



「……ハッ…ハアッ」



「空?息切れるほど動いてないぞ?」



「空って体力ないの〜?」



……笑い事じゃ………ない。



やっぱり。弱ってきてるんだよ。



…先生は何も言わないけど。自分の体だ。



変化は分かる。……もう、年を明かすことすらできないのかな…?


< 159 / 265 >

この作品をシェア

pagetop