Light in darkness
しばらく歩くと二人組の男女が現れた。

「あいつらか?」

『うん…だけど』

晴彦の目線にはある角の生えた赤い生物が写っていた。


「何となくだが、感じていたが…やはり鬼に操られてるな」

『鬼?そんなのいるの??仮想の生物だと思った』

「幽体のお前が言えた台詞じゃねぇけどな」


すると空はゆっくり少年と少女に近付いた。

「今すぐそいつらから離れてもらいたい」

『ひひひ。こんないい肉体、そう簡単に離すかよ』

少女が…いや、少女にとり憑いている赤鬼は不気味な声で笑った。

「そうか。そちらの青鬼さんも同意見でいいの?」

『当たり前だ』

本日何度目かの溜め息をつく。
< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop