Light in darkness
「馬鹿馬鹿しい」

空は大きなため息をつくと、首を振った。

『な!?人が真剣に悩んでるのに!?』

「お前は既に人じゃねぇ。幽霊だ。第一、復讐してお前の何が変わる?お前は生き返れるのか?違うだろ」

『そうだけど!』

さっきも思ったがこの幽霊、かなり負けず嫌いであろう。

納得いかずに空に食らい付く。

「はぁー。分かった。但し、復讐はしない。今、お前の言う奴等がどう思って過ごしているのか見るだけだ。いいな?」

『うん、それなら……』

「よし!行くぞ」

すると空はトコトコ歩き出した。

『何処行くの?』

「青空学園がある空ノ町だ」

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