Light in darkness
「此処がお前の町か?」

『そうだけど…』

「よし、取り合えず適当に歩くか」

空は晴彦を気にせずにトコトコ歩いていく。

「ん?」

しばらく歩いているとふと空は歩みを止めた。

『どうしたの?』

「この町…最近、奇妙なことか続いてないか?」

『どうだろ…?少なくとも、僕が死ぬまではな……あ』

晴彦は台詞の途中で止めた。

「何か、あったのか?」

『関係あるかどうかは知らないけど、1年くらい前から小学生以下の子供の行方が分からなくなって、数日後に見つかる事件が最近多いんだよ』

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