Light in darkness
「やっぱりか…」
『やっぱりって??』
「微かにだが邪気を感じた。この街自体、少し危ねーかもな」
空は大きな溜め息を吐いた。
「お前の事故の場所は?」
『この先だよ。あの曲がり角の所』
晴彦が指したのは注意していないと車との接触がありそうな曲がり角だ。
近くによると顔色の悪い40代の女性がいた。
『お母さん…』
女性は静かに祈っているように見える。
「……」
空はその女性に静かに近付いた。
「あの、すいません」
『!?』
空が女性に話し掛けたことに驚く晴彦。
「あら?貴方は??」
「僕は法善寺空と言います。晴彦さんの生前、よく駅などで話してたんですよ。最近、見かけないと思ってたんですけどまさか事故で他界してるなんて……。もう遅いと思ったんですけど、学校の帰りに寄ろうと思ったんですよ。生憎、此処に着くまでに花屋がなく花束も持ってこれなくてすいません!」
『やっぱりって??』
「微かにだが邪気を感じた。この街自体、少し危ねーかもな」
空は大きな溜め息を吐いた。
「お前の事故の場所は?」
『この先だよ。あの曲がり角の所』
晴彦が指したのは注意していないと車との接触がありそうな曲がり角だ。
近くによると顔色の悪い40代の女性がいた。
『お母さん…』
女性は静かに祈っているように見える。
「……」
空はその女性に静かに近付いた。
「あの、すいません」
『!?』
空が女性に話し掛けたことに驚く晴彦。
「あら?貴方は??」
「僕は法善寺空と言います。晴彦さんの生前、よく駅などで話してたんですよ。最近、見かけないと思ってたんですけどまさか事故で他界してるなんて……。もう遅いと思ったんですけど、学校の帰りに寄ろうと思ったんですよ。生憎、此処に着くまでに花屋がなく花束も持ってこれなくてすいません!」