童貞脱出大作戦☆


「待っててくれたんでしょ☆素直じゃないなぁ」

まこは憎らしくて愛らしい笑顔を見せながら俺の手をひっぱって校門を
でた。

…女子と手を握ってる…こんな幸せこの先ないかもしれないなぁ〜。


まこに夢中になっている俺はちんと喧嘩した事も忘れて文字通り夢の中にいた。


「……きんた!!聞いてんのぉ??」

「ご、ごめん。」

「もぉ〜あたしの話聞いてよ〜。」

まこはふてくされたように握っていた手を離して早歩きをしはじめた。

「…ごめんな、まこ」

いくらあやまって追いかけても許してくれない……結局、楽しかった帰り道はすぐに家につくはめになった…



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