冷徹執事様はCEO!?
その時、ぐう、と腹の虫が鳴る。

「おや、もうこんな時間でしたか」

田中は壁にかけられたアンティークの振り子時計に目を向けると、スクっと立ち上がった。

「昼食の支度を致します」

ものの20分も掛からないうちにダイニングルームへ呼ばれる。

昼食は収穫したばかりの茄子とトマトを使い田中がアラビアータを作ってくれた。

味は勿論絶品。

やるわね、田中。

美味しい昼食を堪能した後は、クーラーの効いた部屋に戻り、フカフカのベッドでシエスタだ。

ビバ実家暮らし。
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